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2022年07月19日
日本特殊陶業株式会社
その他
日本特殊陶業 CVCファンドから ドイツ・ヘルスケアスタートアップ企業
neoplas med GmbH社への出資のお知らせ
~低温プラズマジェット療法により、創傷治癒を促進させ人々の生活の質を向上させる~
日本特殊陶業株式会社(社長:川合 尊、本社:名古屋市東区、以下、当社)は、ペガサス・テック・ベンチャーズと共同で運営するCVCファンド※1を通じて、創傷治療製品の開発を手掛けるスタートアップ企業neoplas med GmbH社(本社:ドイツ、以下、neoplas med社)へ出資いたしました。
neoplas med社は、低温プラズマジェット療法という独自の創傷治療技術を用いた製品を開発し、現在、欧州を中心に販売を拡大しています。neoplas med社の技術は創傷医療分野において信頼される臨床試験データとともに25万件以上のkINPen(製品名)による治療実績があり、今後さらなる事業拡大が期待されます。
当社は、「2030 長期経営計画 日特BX」において、非内燃機関事業の比率を高める"事業ポートフォリオの転換"を掲げ、その実現のための施策の一つとして、「Smart Health」「DecentralizedUtilities」「Smart Mobility」を注力領域とした新規事業創出を進めております。その取り組みにおいて、「Smart Health」の領域では当社の医療用プラズマ技術とneoplas med社との連携により、事業展開への加速を図ります。
当社は、今後も世界各国の最先端の技術を持つ企業への出資や提携を行うことで新規事業創出を推進し、これからも新たな価値の創造に向けた取り組みを進めてまいります。

neoplas med社のプラズマジェット医療用装置:
kINPen®MED製品はアルゴンを使用した医療用では世界初の低温プラズマジェットであり、慢性創傷や急性創傷治療用の医療機器としてCEマークが付けられた最初のプラズマジェットです。ピンポイントの精度で非接触の治療が可能です。低温プラズマを殺菌などの感染予防用に活用。創傷部分の感染症を予防し、早期にきれいに治癒させることが可能になります。
■neoplas med社の概要
正式名称 | neoplas med GmbH |
所在地 | Walther-Rathenau-Straße 49a, 17489 Greifswald, ドイツ |
設立年 | 2009年 |
経営体制 | CEO:Ulrike Sailer |
事業内容 | プラズマ医療研究をベースにした医療用途製品の開発。 プラズマジェットkINPen® MED(皮膚の慢性創傷および病原体関連疾患の治療用装置)の販売。 |
Webサイト | https://neoplas-med.eu/en/ |