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2026年07月06日
日本特殊陶業株式会社

サステナビリティ

経済産業省の脱炭素事業「サプライチェーン・チームアップ事業」に幹事企業として採択
~中小サプライヤーとチームを組み、サプライチェーン全体のCO₂削減へ~

Niterraグループ 日本特殊陶業株式会社(社長:鈴木 啓司、本社:名古屋市東区)は、経済産業省 資源エネルギー庁が公募する令和8年度「サプライチェーン・チームアップ事業(第1回公募)」において、全体の統括を担う「幹事企業」として採択されましたのでお知らせいたします。


本事業は、製品の「原材料調達から製造、流通」に至るサプライチェーン全体での省エネ・脱炭素化を目指す国のプロジェクトです。2050年のカーボンニュートラル達成に向け、ノウハウや人材不足に悩む中小サプライヤー企業に対し、発注元である大企業などが幹事企業として伴走支援を行います。


当社は幹事企業としての段階的なアプローチを通じて、サプライチェーンが一体となった脱炭素化への「チームアップ(連携強化)」を後押ししてまいります。



●本事業応募の背景とNiterraグループの課題

Niterraグループでは、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、「自社の排出だけでなく、原材料調達、輸送、製品の使用・廃棄などを含むサプライチェーン全体の排出量(Scope3*¹)」を、2030年度までに30%削減する(2018年度比)という高い目標を掲げています。

2024年度のScope3排出量は、2018年度比で約13.4%減少しました。しかしながら、その中でも、購入した商品およびサービスからのCO₂排出量は増加の一途をたどっており、目標達成にはさらなる削減努力が不可欠です。これまでも当社は、CO₂排出量調査やサプライヤーへの説明会を実施してまいりましたが、以下の二つの大きな課題に直面しておりました。


  • ①上流工程(二次サプライヤー以降)への波及不足:
    CO₂排出量の多くを占める、直接のサプライヤーより先にある上流のサプライヤー(二次サプライヤー以降)まで、削減活動を十分に広げられていないこと。
  • ②中小サプライヤー企業の負担:
    ノウハウや人材の不足から、サプライヤーが自律的に省エネ計画を策定することが難しく、コスト面での懸念も大きいこと。

●本事業における具体的な取り組み

これらの課題を解決するため、行政の定めるステップに沿って、以下の2つのフェーズで実効性の高い取り組みを推進します。


(フェーズ1)国内主要サプライヤー12社を対象とした「カーボンニュートラル意識醸成会」の開催

本年7月、当社小牧工場にて、サプライヤー12社をお招きし、単なる方針説明にとどまらない実践的な意識醸成会を開催します。

  • ・行政との連携:
    経済産業省 中部経済産業局様にご登壇いただき、国内外の最新規制動向や具体的な削減アプローチについて直接ご解説いただきます。
  • ・事例共有と演習:
    当社およびサプライヤーのScope3算出事例を紹介するとともに、参加企業全員で排出量を計算する「算出演習ワークショップ」を行います。

(フェーズ2)個別ロードマップ策定支援

2026年7月~12月にかけて、少人数グループによる勉強会を通じて、各社の具体的なアクションへつなげます。

  • ・Green AIの活用と省エネ診断:
    脱炭素計画策定システム「Green AI」*²が持つ5,600項目以上のデータベースを基に、各社のエネルギーコストなどの実態に合わせ、「費用対効果が高く、経営に無理のない省エネ計画」を個別に提案します。


当社は本事業を通じて、サプライヤーとのエンゲージメント(協力関係)を強化します。そして、サプライチェーン全体のパートナーとして、実効性のあるCO₂排出量削減ロードマップを共に構築してまいります。



【本件に関する関連URL】

資源エネルギー庁 採択結果公表ページ:
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/chiiki_partnership/news/2026/supply_chain_teamup.html


  • *1「Scope3(スコープ3)」:
    企業が温室効果ガス(GHG)の排出量を算定・報告する際の国際的な基準「GHGプロトコル」における、「サプライチェーン全体の(自社以外の)間接排出量」のこと。
  • *2「Green AI」:
    株式会社Green AIが提供する脱炭素計画策定システムで、独自のデータベースとAIを活用し、企業のCO₂削減とコスト削減を両立するロードマップを自動策定できる SaaS型システム。