Interview社員インタビュー
#08
会計知識が活きる場所へ。
経理としての幅広い経験をもとに、
税務に挑戦
A.H
2023年キャリア入社
- ※記載内容は2025年1月時点のものです。
組織構成や名称等、現時点とは異なる場合がございます。
2023年に日本特殊陶業の経理部グループ経理課に入社したH。前職では大手機械・自動車部品製造会社で経理業務を担当してきました。転職後、未経験から税務業務に学び、国際税務や組織再編に関する税務対応などに携わるHが、仕事の魅力ややりがいについて語ります。
- 日本特殊陶業ならではのやりがい。日々の変化がもたらす学びと成長
- 入社の決め手は、チャレンジを受け入れる風土。想定外のオファーから税務へ
- 「自分ができない業務は任せない」。主体的な学びでチームの支えに
- 新しい挑戦がモチベーションを生む職場で、税務のプロフェッショナルへ
日本特殊陶業ならではのやりがい。日々の変化がもたらす学びと成長
日本特殊陶業の経理部 グループ経理課で税務業務を担当するH。約20名が在籍するグループ経理課の中で、税務チームは4名体制で業務を行っています。
「税務チームには、私以外に主任1名、担当者1名、そしてアシスタント1名がいます。グループ経理課の中にはほかにも、資金、債権債務、固定資産の管理を行うチームがあります」
税務チームでは、主に3つの分野を担当。国内税務、国際税務、そして組織再編に関する税務検討を行っています。
「国内税務は日本の法人税法に基づく業務です。国際税務では海外との取引や関係会社間の取引に関する課税ルールへの対応を行っています。
また、当社は組織再編によって、会社の売却や事業分割による新会社設立などがあるため、組織再編時の税務検討も重要な業務となっています。戦略部門からの相談を受け、組織再編のワーキンググループに税務担当者として参加することもあります」
定例業務としては四半期決算と年1回の法人税申告があり、その際は、グループ会社とのコミュニケーションも重要な役割となっています。
「当社は元々の親会社である日本特殊陶業から分社化して作られたグループ会社が多いので、グループ会社の方から税務に関する相談を受けることが多いです。
前職ではグループ会社は独立して業務を行っていましたが、当社はコミュニケーションが活発で、情報共有も頻繁に行われます。地域や事業が異なることで適用される税額控除なども違ってくるため、その知見を得られることも学びになっています」
現在の仕事のやりがいについて、Hは以下のように語ります。
「定例業務が少ないことが、私にとって楽しみながら仕事ができる理由の一つです。税務は法律に基づいていますが、必ずしもこれが答えという形で条文が整備されているわけではありません。
いかに解釈して適用していくかという部分があり、調べながら考え、周囲と相談しながら進めていくところにおもしろみを感じています」

入社の決め手は、チャレンジを受け入れる風土。
想定外のオファーから税務へ
これまで、7年ほど大手機械・自動車部品製造会社の経理部に所属し、キャリアを積んできたH。
「前職では、単体・連結決算や東証・金商法開示業務、資金業務など幅広い経理業務を経験させてもらいました。海外のグループ会社と親会社の関係を見る連結決算業務を担当していたので、今は連結決算を担当していませんが、連結のデータを参照する際に前職で得た知識が役立つことがあります。
また、前社には数多くの関係会社があり、3社ほどを合併するといった再編プロジェクトに参加し、そこで生じる会計処理にも携わっていました。そのため、M&Aへの対応に経験が活きています」
転職を考えたきっかけは、本社移転だったと振り返ります。
「名古屋駅直結の場所から市外へ移転することになり、通勤時間が増えることになりました。せっかくなら、新たな挑戦をしてみたいという思いもあり、転職活動をはじめました」
当初は小規模な会社やスタートアップ企業など経理業務全般を一人で担当できる環境を探していたH。しかし、日本特殊陶業からの思いがけない提案がHの決断を後押しします。
「採用の連絡をいただいた際に、税務の経験が未経験だとお伝えしていたにもかかわらず、税務担当としての採用を提案していただきました。新しいチャレンジを受け入れる企業風土に魅力を感じ、入社を決意しました」
入社後は国際税務の一つである、海外の関連企業との取引が通常の取引価格で行われたものであることを証明する移転価格文書の作成業務からスタート。
「見て学び、質問すれば教えてもらえる環境の中で、着実にキャッチアップしてできることを増やしていきました。最も経験が浅い立場だったため自分で手を動かしながら一つずつ教えてもらい、実質的には新入社員のような気持ちで臨みましたね。
当社に入社してみて、社員の方々の穏やかな人柄をあらためて感じました。みなさん聞いたら親切に教えてくださるし、私と同じく中途で入ってくる方も多く、コミュニケーションを取る際の壁をまったく感じさせない安心感があります」
「自分ができない業務は任せない」。主体的な学びでチームの支えに
入社以来、とくに印象に残っているのは、1年目に経験した税務調査です。
「入社してすぐに税務調査が来て、驚きました。会計システムの使い方自体がまだ慣れていない中で、資料を一つ出すのにも苦労しましたね。調査官の方が来られるためのパソコンの用意や部屋の手配など、事務的な準備の面でも困惑しました」
過去3年分が調査対象となる中、入社初年度のHは周囲に支えられつつ、この局面を乗り越えました。
「同じチームのメンバーはもちろん、他部署を含めて一緒に対応を進めました。終わってみると、調査での指摘や質問の意図が理解でき、今後の業務で気をつけるべき点など事前の答え合わせができたような気持ちになりました。早めに経験ができてよかったです」
未経験の領域に飛び込み、前向きに学び続けるH。業務を進める上でとくに2つのことを大切にしていると話します。
「1つは、自分ができない業務を他者に任せないこと。自分が知らないことは経験豊富な方に任せた方が早いときもありますが、そうすると知識が身につかず、誰かが欠けた時に業務が回らなくなってしまいます。
前職はやりがいのある環境だったのですが、各担当者がそれぞれの分野に特化していたため、担当者以外では代わりがいない状況になっていました。
だからこそ、今のチームではどのような仕事でも一度は経験し、全員で実施できるようにしています。私自身が大切にしていることですし、チームとしても大切にしていることですね」
もう1つは、専門用語を多用する環境だからこそ相手に伝わりやすいコミュニケーションを心がけることです。
「他部署からの相談が多いのですが、メールでのやり取りが主となる環境なので、重要な単語や言い回しは繰り返し丁寧に用いるようにしています。また、できるだけ図表を活用し、文字を少なめにすることで、相手に伝わりやすい情報提供を心がけています」

新しい挑戦がモチベーションを生む職場で、税務のプロフェッショナルへ
Hの仕事へのモチベーションは、新しいことへの挑戦にあります。
「会社の状況に応じて担当する仕事も変化していきます。そういった環境にいるだけで知的好奇心が満たされ、飽きることなく仕事に取り組めています」
税務の業務を行うために必要な経験やスキルについては、実務経験以上に会計知識の重要性を語ります。
「実務経験があって申告作業ができる方は魅力的ですが、会計処理をどのように税務申告時に落とし込み、調整していくかを判断する必要があるため、財務会計や管理会計に関する知識も必要とされています。
たとえば、連結会計の経験や、資金調達や債権債務の管理など複数の業務分野を経験している方、M&Aや組織再編への対応経験がある方などが向いているのではないでしょうか」
今後組織に求める人材について、上記経験・スキル以外にHはコミュニケーション能力と語学力を挙げます。
「コミュニケーション能力は事故防止や情報取得の面でもとても重要です。そのため、他部署やグループ会社の方々と気軽に相談できる関係性を築くことが大切です。時には伝わりにくい内容を説明しなければならない場面もありますが、そういった時も根気強く話ができる人が向いていると考えています。
また、海外企業とのやり取りをする場面が多いので、英語が得意な方がいると良いと考えています。現在のメンバーも文書でのやり取りはできますが、会議での発言などより英語力が求められる場面では苦労することもあるので、そういった部分で強みを持つ人がいるとより組織として充実すると思います」
今後の展望について、Hは着実な成長を描いています。
「現時点では1年先を見据えて仕事に取り組むことを重視しています。とくに、税制や法規に関する知識を深めていきたいと考えています。国内だけでなく、外国の法規についても知識を得たいです。
また、チームワークを重視した組織づくりが重要だと感じています。これまでの経験上、個人に焦点を当てすぎるとつらくなる人も多いと思います。チームとしての責任を第一に考え、今の当社の穏やかな風土を活かした姿勢を大切にしていきたいです」